オーブンレンジ(石窯ドーム)の遮熱板製作

電脳工房

2024年04月06日 07:20

お菓子作りやパン焼きが好きな妻は、オーブン・ニーダー・発酵器・ハンドブレンダー・フードプロセッサーほか、色々な調理器具を駆使しているのですが、困るのはその置場です。

2020/05/16

専用のパン焼き小屋を作ったのですが、ハイエースに満載していたキャンプ道具を目減りさせようと下ろし、倉庫を購入したのですがなかなか組み立てられず、そのままなってしまったどころか更に増えてしまい、とても使える状態になりので致し方なくキッチンを使っている状態です。

本当にゴメンナサイの状態なのですが、困ったのがオーブンレンジの置き場所です。

出窓に置いていたのですが、電子レンジとしての使用頻度が高いので何かと不自由で、先日模様替えをしてレンジ台へ設置したのですが、困ったことに精々電子レンジ程度の大きさしか想定していないようで、放熱に必要なスペースが確保できません。

先ずは先人の例に倣ってオーブンレンジとレンジ台の間に遮熱板を設置してみることにしました。

ダメだったらファンを追加して空冷するとか、それでもダメだったらスライドレールを設置してオーブンとして使う時は引き出して使うことにして…

色々試している方はいらっしゃるのですが、多くはアルミ板をレンジ台のオーブン上へネジで吊り下げるという方法なのですが、成果は今一つのようです。

熱伝導率が高いアルミですから、受けた熱はその多くがそのままレンジ台へと放熱されてしまうのからなのでしょう。


断熱という点ではケイカルが手軽ですし、端尺があったのでこれを使ってみることにします。


アルミ成型フレームと専用のABS樹脂コーナーで強度を確保


熱を局部的に受けないよう、そして強度を出すために、1.0mmのアルミ板も併用し、オーブンレンジ側へセットしました。


脚部にはブラインドナットを使い、高さを変更できるようボルトではなく寸切棒にしました。


こんな感じで遮熱板へ取りつけます


下方で寸切棒自体を伸ばすことができ、上方ではナットの位置で高さを調整することが出来ます。


完成



どなたかがレンジ台へ遮熱版を固定された記事をブログへ投稿され、ご覧になった方が参考にしてスタンダードになったのでしょうけれど、こうして上置きにすれば自由に場所を替えることができます。

上への熱を軽減させると、当然の如くオーブンレンジと遮熱板の間に熱が籠ります。
様子観察のための試運転は欠かせません

さて、何を作って貰おうかな… 笑

ところでケイカルですが、万能な断熱(遮熱)材だと思われがちですが、高温に長時間晒されるような場所では無力です。
2023年のイベントでは、地面(アスファイルと)へのインパクトを最大限減らすため、焚き火シートの下に敷いたのですが、6時間に及ぶ結構盛大な焚き火にが終わった頃には、ボロボロになってしまっていました。

木材のように低温炭化して炎上という事にはならないのですが、瞬間的あるいは短時間ならば耐熱するものの過信は禁物です。


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