2018年11月28日

キャンプ場日誌 蛇石キャンプ場 09



蛇石キャンプ場に限らず、管理人不在のキャンプ場では、かまどが灰捨てやゴミ捨てにされがちです。

蛇石キャンプ場から南下した、飯島町にある御座松キャンプ場でも同様で、HATINOSUさんにも画像とレビューが投稿されています。
https://www.hatinosu.net/camp/archives/1728/

昔に比べ、キャンプ道具も沢山の種類があり、しっかり揃えている方も多いので、かまどを使って調理をする方はほとんどいらっしゃらず、いっそ無くしてしまった方が衛生上良いのではないかと思う事があります。





清掃を行った三週間後、燃えカスや灰が捨てられていましたが、どうしても気に食わないのがタバコの吸い殻です。

先だって、こういう公共性が高い場所での喫煙自体考えられないかと書きましたが、せめて携帯灰皿を使って欲しいですね。

「ゴミがゴミを呼ぶ」

その典型的な場所なのですが、だからといって行くたびにゴミ捨て場になっているのを見るのも癪に障ります。

諸々考えた結果、先ずは清掃用具を置いてみて、様子観察してみるのが一番ではないかと、電脳工房から一式と置き場所を寄贈する旨を、辰野町の担当へ伝えました。

正直言って、アンモラルな人間は、清掃用具を置いても清掃になど使わず、自分勝手に、自分の為に、自分の物が如く使うもので、盗難・破損・使いっぱなしは当然の如く危惧されます。

先々、予算取りしていただく事も可能かもしれませんが、町民の皆さんからの税収で購入した物が、盗まれたり壊されたりでは話になりません。

様子観察というのは、使い勝手だけでなく、その辺りを見極めたいという思いでもあります。

効果的な道具が備品としてきちんと使われるようであれば、その先は町に委ねても良いと思うのです。先ずはその為の初めの一歩です。



これはという物を幾つか揃えてみました。

今どきは、金属製のチリトリも選択肢が少なく、昭和な私はちょっと寂しいです。
3箇所あるかまどへ各1個
4個購入して一つは自分の車へ積みっぱなしにすることにしました。

伸縮ガーデンクリーナーは、会社や自宅で普通のサイズを使っているのですが、伸縮具合で先端の広がりを変えることができ、広げて落ち葉集め、縮めて燃えカスと灰の分別など、結構便利に使えるのですが、焚火やかまどではもっとコンパクトな物の方が良いかな?と思い、柄が短い物を購入しました。

荒神ホーキという小型のホウキは、旋盤クズ、ドリルクズ、テーブルソー周りの清掃に便利です。
シダが使われているので相当固く、かまどの灰をかき集めるのにも重宝すると思います。
色々な種類があるのですが、メーカーによっては毛がどんどん抜けてしまったり、なぜかコシが無くなってしまう物もあります。
リーズナブルで評判が良い物を購入し、様子を見てみることにしました。

十能という小型のスコップのような物
灰をかいたり火が点いた炭を運んだり、色々使える物なのですが、電脳工房は小型のスコップとして使う事も多く、これからの季節は車とフェンスの間など、普通の雪かきが入らないスペースに積もった雪を掻き出すのに重宝します。

十能はナイフの十徳と同じニュアンスなのでしょうか?



今まで使っていた共柄(総金属)ではなく、木柄の物を購入してみました。
木柄の方が熱が伝わり難いので、火が点いた燃料を扱うのに良いらしく、かまどの清掃にはその辺りは考慮しなくても良いのかもしれませんが、これも比較してみたいと思います。

調子が良い物を見極め、来春のシーズンインには、各かまどへ配備したいです。

他に思いつくのは短柄のシダホウキ(庭ぼうき)、ガーデンスコップくらい。

かまど用の清掃用具と言っていますが、正直焚火の片付けにも使い、きちんと戻して貰えたらと思っています。
ガーデンスコップや普通のスコップを置いておくと、燃えカスやゴミを埋めるのに使われてしまうかな… 直火用の穴を掘るのに使われてしまうかな… ほんと、悩ましいです。

どうのように置いておくかも知恵の絞りどころで、箱の様な物を作るときっとゴミを放り込まれることでしょう。^^;

ただぶら下げただけでは、風で飛んで行ったり音を立てて煩いこともあるかもしれません。

炊事場の柱へ角材を渡し、そこへぶら下げてみてはと提案したものの、振れ止めはどうしたものかと思案しています。

良いアイデアがありましたら、お寄せいただけると幸いです。  


Posted by 電脳工房 at 18:00Comments(0)整備・清掃活動

2018年11月26日

防寒テムレス ブラックバージョン No.282-1 釣りやバイクにも





2018.12.09に発売延期された防寒テムレスブラックバージョン

No.282-1 TEMRES

店頭では、釣りでお使いになるという方が多めですが、話しをしていると十人十色で面白く、改めて万能ぶりを感じました。

実際のところ私も、従来バージョンの青を日々バイク通勤で使って防寒性能/耐久性/使い心地のテストをしていますが、今週届く予定の野沢菜洗いに使い、雪が降り始めたらハンドルを雪かきへと持ち替え、週末はスノーシューや薪作り。

ヘビーローテーションの予定なのですが、バイクとアクティビティはやっぱり黒にしたい!
ミイラ取りがミイラになっています… 入荷が待ち遠しいです。

ここで一つお詫びです。

前回白状しました通り、電脳工房では防寒テムレス自体存在を知らず、少し侮って発注していました。
思っていた以上のご予約をいただいて慌てて追加発注をし、更にこの三連休のご予約にビックリ、出勤するやいなや追加発注をしました。

インナーグローブを併用される方も多いと思い、LとLLを多めに発注したいたのですが、蓋を開けてみるとMサイズのご予約も結構多く、Mサイズの初回生産数が少ないことも重なり、当店で確保した分が終わってしまいました。
※ご予約いただいた分は確保できています。

申し訳ありません。

L/LLサイズは今のところ2018.12.09の発売以降最短でお届けできるロットでご予約を承ることができますが、Mサイズにつきましては1月上旬の次回仕上り分のご予約受付orキャンセル待ちとなってしまいます。

お買い求めはぜひ当店でとお願いしたいところなのですが、大手のショップでは十分な数量を発注していると思いますので、お急ぎの皆さまはMサイズを見かけたら迷わずお買い求めください。  


Posted by 電脳工房 at 18:00Comments(0)アウトドア用品

2018年11月22日

防寒テムレス ブラックバージョン No.282-1 TEMRES 好評です




前回投稿からまだ間が無いのですが、沢山のご注文・ご質問をいただき、有り難うございます。

SNSでも
黒だったら検討する!
雪山での装具の取り扱いはこれが一番!
もっとカラーバリエーションを!
など、様々な反応があり、ブラックテムレスへの期待と、従来品の青への抵抗感を、ヒシヒシと感じています。

かく言う私は、ちょっと前まで防寒テムレスなど知らず、ズラっと並んだグローブ売り場で、青いグローブを一纏めにして作業用と言う目で見て、防寒性・防水性・ムレ難い・低温でも硬くならないといった性能能など目もくれず、ましてやアウトドアでの活用なんてこれっぽっちも考えていなかったのに、今ではすっかり信者になっているのですからゲンキンなものですね。

色々な声を聞き、愛用されている方が多く、性能的には申し分ないことは間違いないのですが、自身でも信州の極寒のもと様々なシーンで使ってみて、レビューしていきたいと思います。

さて、このグローブ、当初今月末の発売予定だったのですが、発売延期のお知らせがありました。

メーカーの正式発表で 2018.12.09発売 です。

入荷次第、最短でお届けできるよう努めますので、よろしくお願いします。  


Posted by 電脳工房 at 15:00Comments(0)アウトドア用品

2018年11月21日

寒い季節の強い味方 防寒テムレスのブラックバージョン新登場



釣りに
雪かきに
野遊びに
そしてお仕事に

こなれた値段と性能で定評があるテムレスに、いよいよブラックバージョンが追加されます。



防寒テムレスは縫い目が無いので防水性抜群
撥水剤でメンテナンスする必要もありません。



中はボアでヌクヌク

おまけに他のショーワグローブ製品と同様ムレ難いので、防水性と相まって浸水や汗で冷たくなるなんてことがありません。

薄手ですが表面の特殊加工で耐久性は抜群。

抜群のコスト&パフォーマンスから、スキー・スノボー・スノーシューなどでも愛用している方が沢山いらっしゃいます。
雪山用のオーバーグローブは、桁が一個違うような物ばかりなのですが、フィット感・透湿性はオーバーグローブがやや有利なものの、防寒性は防寒テムレスが上だと評価する方も多く、コストを加味するとテムレス一択という方も。

「防寒テムレス 改造」 をキーワードに検索すると、沢山の方が様々な工夫を凝らして用途に適合させていらっしゃいます。

前回投稿のS-TEX 581やマイクログリップ No.381と同様、サイズ感は普段使っているサイズをお選びいただけば無難なのですが、しっかり防寒したい時は、ワンサイズ上をお買い求めになり、アンダーグローブを装着すれば万全です。

-60℃という表示がありますが、これは耐寒温度ではなく、-60℃でもグローブが柔軟ですよという表示です。実際の使用では頑張っても-20℃だそうです。

この、「だそうです」というのが苦手ですので、ここ一週間ほど通勤時に使用してみました。



通勤快速ベンリィ110
雪が降るまでは頑張ってみようかな?と思っているのですが、防寒グローブの裾ゴムが劣化してしまい、全体的に草臥れ感も出てきたので、買い替えを考えていたところでした。

実用車のベンリィが持つ雰囲気と相まって、農業用品感MAXです(笑)



本日の気温

通勤時間帯は-1~3度の間、住まいは松本市内より標高が高いので、更に1~2℃低いと思われます。



見るからに寒々しいベンリィの霜を除いてスタート!

約30分の通勤は、橋の手前と国道手前で万年渋滞があるものの、あとはスムースに流れていきます。
スムースだということは、それだけ体感温度も下がる訳でして、社屋が見えてくる頃には指先が結構冷たいなと感じ始めました。
手首回りは結構フィット感もあり長めなので風の吹き込みも無く、結構調子が良いのですが、適度なゆるり感はグローブを外さずに手をグーにすることができ、最後の信号ではしばし握って指先を暖め、結構余裕をもって到着することが出来ました。



しばらく同じような陽気が続きそうなので、防寒テムレスだけで大丈夫そうですが、これからどんどん寒くなっていき、日中の最高気温が0℃なんて日が続いたりしますので、先ずはナックルガード(グリップの先に装着する風よけ)で様子を見て、どこまでインナーグローブ無しでいけるのか確かめたいと思います。

しかし、動きが少ないライディングで、風がマトモにあたってのことですから、耐寒性能としては思っていた以上でした。
数日前、片方を今まで使ってきたバイク用の防寒グローブで走ってみたのですが、コッテコテの防寒仕様ではないこともあってか、防寒テムレスの方がむしろ暖かいくらい。

さて、評判が良く実際に使ってみても及第点をあげられるこの防寒テムレス。
やっぱり残念なのがこのカラー。



農業用品感を少しでも減らすため、イソプロピルアルコール(除光液でも可)でロゴを簡単に落とすことは出来ますが、野遊びではこれでもか!ってくらい主張しちゃうと思います。



そんな声がメーカーに届き、ようやくブラックバージョンがリリースされることになりました。
製造上の都合でお値段がやや高くなってしまい、サイズもM/L/LLの3サイズで様子見です。
これは、ロゴを除去してしまうと長靴の仲間のようになってしまいますので、このままの方が良いかもしれませんね。
ロゴも横文字になりました。

販売店はスポーツ用品・アウトドア用品店に限定され、Amazon等の大手ECサイト・農協・ホームセンター・作業服専門店には並びません。

電脳工房NETSHOPではただいま、ご予約を受け付けていますので、防寒テムレスを初めてしった方はもちろん、あの青さに躊躇していた皆さん、ぜひご検討ください!今月末の発売開始で、来月頭には順次納品できる見込みです。

店頭では実際に装着してサイズをお選びください。また、使い慣れたインナーグローブをお持ちの方は、持参して併せてフィッティングしてみてください。

ショーワグローブの製品は こちら です。  


Posted by 電脳工房 at 17:30Comments(0)アウトドア用品

2018年11月21日

釣り・アウトドアにも最適なグローブ

キャンプでの設営・撤収
薪割り
道具作りやメンテナンス
皆さんはどんなグローブをお使いになっていますか?

私は今まで牛革の、手首をベルクロでキュっと締めることができる物を使ってきました。
リーズナブルですしこれのお陰で怪我も随分避けられたと思います。

けれど、そのゴツさが災いし、時折不便を感じることができました。
指先を使う作業が苦手で、その都度外さなくてはなりません。
斧を振る時、少し力を入れて握らないと、スルっと滑りそうになることがあり、古くなったり硬化してくるとそれが顕著に現れます。

このところせっせと薪を割っていますが、おろしたての斧を振った時、危うく手から離れそうになりヒヤっとしました。

年齢からくる握力や集中力の衰えもあると思いますが、その辺りは製品性能に頼るのが賢明です。
ちょうど仕入先の営業が変わり、顔を出してくださるとのことだったので、アウトドアに適したグローブをリクエストしておきました。



持ってきてくださったのはショーワグローブの製品
定評上がるメーカーです



実は、手が滑った直後、近くのホームセンターで滑り止めが付いたグローブを購入したのですが、フィット感が今一つなうえ、滑り止めがキツすぎてグローブが斧ごと持っていかれるような感覚、違和感だらけだったんです。

同じカテゴリーの商品、ショーワグローブの マイクログリップ No.381を先ず試してみました。



手斧を掴むと、明らかに違うフィット感。
特殊な繊維が肌と密着して脱げ難く(ズレ難く)なっているそうですが、それを直ぐに感じることが出来ました。

ホームセンタ-で購入した物と比べると、机の上で手を滑らせた時、グリップがかなり弱く感じたのですが、斧を掴んだ時しっかりフィットし、僅かな力でしっかりホールドできます。
サイン部門で使っているアルミ複合板の三六サイズ(畳大)も持ち運んでみたのですが、とても調子が良いです。

作業時のグリップというのは難しいもので、普段は適度なグリップ力でそこそこ手が動かせ、ちょっと力を入れたらしっかり掴める、そんな感じが理想なのですが、ホームセンターで購入した物より、マイクログリップ No.381の方が遥かに好感触です。



手斧でひとしきり小割りを作ってみました

疲労感が少なく安心感は大、作業がすごく捗ります。



耐摩耗性は4段階の評価のうち最高レベルの4

さすが、ダメージは全く見受けられません。

何しろ柔軟なので指先が自由に使え、中断してのさまざまな作業、デジカメでの撮影やの持つの受け取りサイン、急な用事で郵便局へ行くことになったのですが、ヘルメットの脱着もそのまま、どれもソツなくこなせました。

吸水性が高くムレ難いそうなのですが、何分寒い季節なのでこれは確かめることができませんでしたが、風通しが良くてスースーすることも無く、商品レビューも好評ですので、良い案配に通気してくれることでしょう。



次はS-TEX 581

No.381シリーズの性能はそのままに、手袋本体にステンレスワイヤー糸とアラミド繊維(ケブラー)などを組み合わせた混合糸を使い、耐切創制は5段階の評価のうち最高レベルの5を実現しています。

手首もしっかりガードできるよう、No.381に比べると少し長めです。

ステンレスワイヤー糸とアラミド繊維(ケブラー)と聞いただけでピンと来る方も多いと思いますが、刃物を使った作業やガラス・鉄板の加工などの際、普通の繊維や革製品より、更に高いレベルで手を守ってくれます。

アウトドアで普通に使う時は、No.381で十分な事も多いと思いますが、キャンプの設営・撤収だけでなく、最近流行りのDIYでの道具作り、これまた流行りの薪活など、様々なシーンで活躍してくれそうなのがこのS-TEX 581。

あちこち掴むことが多いトレランの方たちにも好評だとか。

ただし、刃物が当たるとか、金属の切断面で擦れるといった動作には強いのですが、ニードルのような鋭利な物を突き刺す動作は苦手です。
このグローブを装着して針葉樹(赤松と杉)を玉切りし、割って薪にした範囲では、木針やトゲが刺さることはありませんでしたが、鉄串や針ならば刺さってしまうと思います。

そんな素材を使っているとゴワゴワしているのでは?と思っていたのですが、例えるならばデニムのような感じ。
縫製されている物ではないので凹凸が無く、あらゆる動きに対して引っ掛かりなく柔軟なので、違和感は全くありません。

特筆すべきはグローブをはめたままスマホの操作ができること。ステンレスワイヤー糸の混紡だからでしょうか?
滑り止めが付いているのでスワイプ等はちょっとしたコツ(力加減)が必要ですが、結構直ぐに慣れますし、タップにいたっては実にスムースです。
ブログ用の画像を撮影しながら作業をしたり、バイクのレストアで記録を残しながらバラしたり。グローブを外さずスマホが使えるととても便利です。

私の場合は、このS-TEX 581を使うことが多くなりそうです。

ショーワグローブの厳選アイテムはこちらです。

現在訳有って入荷待ち(お取寄品)となっていますが、ご注文くだされば数日中に発送することができます。
また、まとまったご注文も歓迎いたします。別途見積もりいたしますので、お気軽にお問合せください。  


Posted by 電脳工房 at 16:00Comments(0)アウトドア用品防災用品

2018年11月14日

7t 小型電動薪割機レポート

太めの玉切りを割るとき、量が多ければエンジン薪割機をレンタルし、一気に割ってしまうのですが、少量の時には斧やクサビでコツコツ作業をします。ここ数年はなかなか時間が取れなかったり、ちょこちょこ入手する機会があったりで後者が多めです。

薪割りというのは最初は億劫なのですが、慣れてくるととても楽しく、薪棚が一杯になるとなんとも言えない達成感があります。
また、自分で作った薪で薪ストーブや焚き火を楽しむと、買ってきた薪とは違う格別な感じがします。

ドゥーパ! 127号(12月号) 2018.11.05発売
https://dopa.jp/dopa/1509.html

別冊付録では、「薪活」も特集されるなど、盛り上がりも見せています。



薪棚はFIRESIDE社の既成品だけでなく、製作や設置場所の地均しなどもお気軽にご相談ください。軽トラなどで運べる、小型のエンジン式プレートランマーも有ります。

さて、そんな薪割りですが、ついつい夢中になってしまい翌日の仕事に響くとか、それなりのスペースが居るので確保が難しかったりすることも多く、前者は運動不足や年齢からくることが多いのでどうにかなるのですが、後者は如何ともしがたいので小型の電動薪割機を導入することにしました。

いっそ大きな物をとも思ったのですが、レンタルも視野に入れて比較的音が小さく、家庭用電源(AC100)で使える物にしました。



7tタイプ

スペック表では
直径30cm/長さ520mmまで
連続使用可能時間30分となっています

樹種や乾燥状態によって異なると書かれていますし、その辺りは理解に易く、直径30cmというのも針葉樹でしょう。



取扱説明書は旧製品の物と思われる組み立て手順が掲載されていましたが、組み立ては全く不要でした。

使用前点検といっても、オイル量のチェック程度です。
…が、ここで問題発生。
ゴムのOリングが半分はみ出し、明らかに機能していません。
長いオイルゲージが付いたオイルキャップ抜いてみると、はみ出していた半分は千切れ、残る半分はペラペラになっていて再利用できません。
パーツリストをチェックして気がついたのですが、ワッシャーの反対側にもあるはずが、ネジ山にまるでシールのように貼り付いて原型を留めていませんでした。

購入したお店へ連絡すると、すぐに代替品の手配をしてくださるとのこと。まずは一安心。手元のシールテープで仮養生して動作テストをすることにしました。



四分割アダプターという物も同時に購入しました。



差し込むだけで一気に四分割してくれます。



と、言いましても、構造的にはサイズ的には直径120mmから精々150mm程度でないと、綺麗に分割できません。



直径120mm程度の物は、こんな具合に綺麗に割れました。

割れる瞬間、斧や大型機では聴いたことがない「バン!」という結構大きい音がするので、ちょっとビックリします。





次は200✕250mm程度の広葉樹(ニセアカシヤ?)



すんなり割れたのですが、負担を小さくしようと思いわれが出ている方向でセットしたのに、全然関係ないところで割れました。



積まれた薪や玉切りは、蜂が巣を作るのでシーズン中は要注意です。



半分に割った物をセットしたら、向きを変えたり何だりしても、安全装置が働いてしまい、少し頑張った後押出部分が元に戻ってギブアップしてしまいました。
一旦電源を落として再投入、いわゆるリセットをしなければならないのが手間です。

乾いているとはいえニセアカシア、120mm程度が割れなくてはパワー不足を否めないのですが、玉切りの状態で難なく割れたのにどうしてなのでしょうね。中央は諦め、少し中心をズラしたら難なく割れました。

次回使用時までに、ウェッジと呼ばれる斧の刃に相当する部分を研いでみることにしましょう。
バン!という音も軽減されるような気がします。



直径150mm程度の物は調子よく割れていきます。
斧で割るのに比べ、樹皮が剥がれてしまう率が高い気がします。 ※焚き付けとして使います。



針葉樹は簡単に割れてくれます。

大きな玉切りはクサビで半分~四分割
小型電動薪割機で大雑把に薪割り
必要に応じて手斧やキンドリングクラッカーで小割り

省スペースで手軽な薪づくりができそうです。

レンタルにつきましては、もう少し手軽に車載できるかな?と思ったのですが、50kg近い重量は誰でも簡単にという訳にはいきそうも無く、むしろ薪の方を積んできていただき、店頭で作業していただいた方が良さそうな気がします。

連続使用時間30分というのもネックで、相当マージンを取ってあると思いますし、ワンマンで割った薪を整理しながらの作業でしたら適度にクールダウンしながらになると思いますが、複数名で手際よく作業するとやはり定格を守ったほうが良いでしょう。

実際に割りながらその辺りを見極めていきたいと思いますが、何分薪作りシーズン真っ只中ですから、お急ぎの方は店頭でお使いください。  

Posted by 電脳工房 at 17:00Comments(0)雑記帳

2018年11月06日

キャンプ場日誌 蛇石キャンプ場 08

これからの季節、落ち葉に埋もれ、やがて雪が積もる蛇石キャンプ場は利用者も一気に減り、凍結が心配される頃になると止水され、トイレも利用できなくなります。

以前、冬場の利用について辰野町へ尋ねたとき、女性の非常にアクティヴな印象を受ける職員さんが、冬場でも利用できる近在のトイレを教えてくださり、どうぞ遠慮なく利用してくださいと仰ってくださいました。

水はもとより飲用不可なので持参、時間がある時は、国道からキャンプ場へと向かう交差点から程近い所に、徳本水という銘水が湧いているのでそこで汲んでいくので問題ありません。

トイレも場合によっては簡易トイレという手もあります。
東北の震災以降大きな災害が立て続けにあり、防災用品としての簡易トイレも様々な製品がリリースされていますので、使い勝手を試してみるという点では、非常に良い機会にも成り得ます。

しかし、一般的にはオフシーズンで、私たちも止水までの間はデイキャンプでの焚火が多くなり、活動はでゴミの回収程度に留まり、雪が降ると作業もお手上げなので、清掃・整備活動も一区切れとなります。

以降は、来季に向けて知恵を絞る時期となります。

(1) 基本的なルールの掲示



駐車場中央部、奥の石に時折乗り上げてしまう方も居るので、ガードと併せて掲示する案が有力です。
ここの看板は、電脳工房が寄贈を申し入れました。

(2) ゴミ投棄に関する注意の掲示

(3) 直火に関する注意の掲示

(4) 車止めの修理









バールではびくともしません。
掘り起こして捨てコン等で補修する必要があります。
力自慢の皆さん、ぜひお力添えください。

(5) 入口案内の修理



などなど…

折角の風情を台無しにしてしまうような掲示物は、極力避けたいというのが、蛇石愛護会や辰野町役場の皆さんとの共通した気持ち。しかし、悪化していく一方なのが現実です。

直火の問題に関しましては、耐火煉瓦を使ってベースを作り、直火場所を固定させ、みだりに直火場所を増やさないようにできないかと考えています。
併せて、清掃用のホウキとチリトリを置いてみてはどうかと考えているのですが、悲しい事に用途外で使って壊したり、使いっぱなしで放置したり、持ち帰ってしまう輩も居るかもしれません。
きちんと使い、きちんと返してくださる方は、最初からデタラメな使い方はしませんよね?

渋谷のハロウィンの大騒ぎを見ると、あのての者たちが流行りのアウトドアをやってみようと繰り出し、好き勝手やって帰っていく姿を連想してしまいます。
良識などあるはずもなく、常識で語っても響かず、一部は地方のこういうキャンプ場にもやってきます。

知恵だけでなく、費用やマンパワーにも限界があります。
どうぞ皆さまのお力添えを、よろしくお願いします。  


Posted by 電脳工房 at 12:00Comments(0)整備・清掃活動

2018年11月06日

キャンプ場日誌 蛇石キャンプ場 07



焚火族に人気で、行った時には大抵利用者が居るので、お邪魔にならないよう控えていた奥のエリア。
今回も数名のグループで、直火を楽しんでいる様子でした。

時間が取れたので、今回は帰りを遅めにし、そのエリアもチェックしました。



彼らが設営していた辺りの様子
ここで焚火をしたというより、何となく積んでいったのでしょうか?
痕跡無くただ積まれていただけなのですが、こういう物が次の利用者を呼ぶので、崩して隅の方へ片付けました。



恐らく本体はここだったのでしょう。
きちんと片付けられていました。
当たり前であって欲しいことなのですが、とても嬉しく思えました。
あまりにも酷い様子ばかり見てきたので、感覚が麻痺しているようです。



更に奥へと向かいます。
はぁ… こちらも石積みだらけです。

ここが定位置になるから良いじゃないの?
そう言われる事がしばしば有りますが、他人が使い何を燃やしたのか解らない所を利用する人は、思いのほか少ないものです。
てんで勝手にまた石を積み、こういう場所は燃えカスや灰の捨て場所になるのです。



一番奥のエリア
直火族一番人気とも言えるエリア
この日も、いかにもという幕が張られ、煙りを上げていました。
こんな僅かなスペースなのに焚火痕が4箇所!



右端は今回の直火場所だったのでしょう。
石積みを壊すと燃えカスの山に混じって…

米ですよ米!
罰当たれ!本気でそう呟いてしまいました。



燃えカスや残飯は袋へ入れて回収
次の主犯はどんな輩でしょうか
観察用のカメラを設置したいくらいです。

さて、これで帰れるぞ。
清々しい気持ちで辺りを見渡したのですが…



おや!?



前回の靴や電源コードでもびっくりしたのですが
今回は扇風機です
しかも壁付け式の物ですから、誰が一体何のために。

不法投棄するにしても、駐車場からは目一杯離れています。

ぶら下げて車まで戻ったら、前出の桑畑やマンガン採掘の話しを聴かせてくださったご老人と妻が、一体何を何処から掴んできたのかと、目を白黒させていました。  


Posted by 電脳工房 at 06:00Comments(0)整備・清掃活動

2018年11月05日

キャンプ場日誌 蛇石キャンプ場 06

一夜明け、先ずは地元の方たちが楽しんでいた場所の、直火痕片付けです。

気さくに声を掛けてくださった奥さんが、「焚火ちゃんと片付けておいたからね」と仰ってくださったのですが…



想定内なのですが燃えカスの山。
ただ、塊ではなく、きっと突き崩しながら小さくしていったのでしょう。

山や川原での焚火は、水を掛けて燃えカスを細かく砕き、土を掛けて痕跡を無くすというのは以前は常套手段でしたので、ご年配の方がされる焚火やその始末というのは、こういう状態が普通とも言え、崩し均してくださったところで第一段階はクリア、気に掛けてくださったことで先ずは十分、次のステップへと進めます。

ブッシュクラフトなどでの直火解説でも、そのように書かれていることが多い気がします。
燃やし方や石の積み方ばかり記事にし、片付け方など一切触れていない物も多いなか、きちんと片付けるという点に触れていることは、限られた紙面にあっては工夫もあってのことだと思いますが、それでもまだ不足です。



炭化した燃えカスは微生物の手には到底終えず、長い年月をかけて粉々になって行くだけ、直火をするならば本当にしなければならないのは、完全に燃やし尽くして灰にすることです。
そして、それが出来なければ、焚火台の力を借りるとか、火消し壷を持っていき燃えカスを持ち帰るべきなのではないでしょうか。

現状に復せば良い

そこにも大きな勘違いがあると思います。

他の方がほとんど足を踏み入れることが無い、そんな場所ならいざ知らず、不特定多数の方が訪れるキャンプ場では、燃えカスを埋めて済ませるだけでは不十分だと思うのです。

焚火をしようと穴を掘ったら燃えカスがゴロゴロ。ならば他をと掘ればまたゴロゴロ。
その繰り返しで、燃えカスや積んだ石混じりの山が出来ていきます。
それらが土になんか還るわけがありません。
そもそも、誰が何を燃やしたのか解らない燃えカスが出てきて、興醒めしませんか?

「後か利用する人たち」のことを考えれば、精々土に混ぜて土へ還すことが出来る灰止まりではないでしょうか。



そんな事を考えながら燃えカスを集めて焚火へ投入。



駐車場や遊歩道からも目につくところです。
ここで直火をする方が現れないことを願います。



続いて、今回潰したかったもう一つの大きな直火痕。
大きな石があり、これも前回断念したところです。

完全に無くすつもりで行ったのですが、前出の奥さんが「毎年ここで焚くのだけれど、バイクのキャンパーが使っていたので今日はこちらにした。」と仰っていたのを思い出しました。
本来は完全に燃やし尽くすか持ち帰って欲しい燃えカスですが、段階を経るという点では、これの存在も必要悪なのかもしれません。



奔放に捨てていくのでどんどん広がっていくことに歯止めを。
周囲の燃えカスや灰をスコップで集め、体裁を整えました。



直火をしたり灰を捨てるなら、せめてここでやって欲しい。
一か所に集まれば、燃えカスを回収して焚火へ放り込んだり、追い付かない量ならばえり分けて持ち帰れば良い事。あちこち荒らされるよりはずっとマシです。
様子を見ながら、効果や処分方法は、蛇石愛護会の皆さんや、辰野町と相談したいと思います。

  


Posted by 電脳工房 at 18:00Comments(0)整備・清掃活動

2018年11月05日

キャンプ場日誌 蛇石キャンプ場 05

さて、一通り綺麗にし終わり、今回も気持ちが良いキャンプのスタートです。



紅葉祭りは前の週に終わっているのですが、紅葉がまだとても綺麗。
観光客もひっきりなしに訪れてくるので、一角では地元の方たちがちょっとした出店を開いていました。

蛇石愛護会の皆さんが清掃してくださり、何時も気持ちよく利用させていただいていること。
キャンパーの急増に伴い追い付かないところが出てきていること。
同じ利用者としてこの環境を守りたい気持ちから、時折来ては清掃していること。
色々な話しをさせていただきました。

観光客の方々も声を掛けてくださいました。
中のお一人は、以前この一帯が桑畑で、下の集落では養蚕が盛んに行われていたとか、奥の方でマンガンの採掘が行われ、日本でも屈指の生産量を誇り、蛇石キャンプ場付近には現場事務所があり、常時20名位が寝泊まりしていたというような話しをしてくださいました。
ご高齢の方でしたが、自然は変わらないというけれど、以前はだだっ広いだけだったここも、今では木々が背を伸ばし、すっかり様子が変わってしまったと、感慨深そうにされていました。









「僕たちの遊び場」

そんな気持ちがあると、地元や観光客の方たちとのそんな触れ合いもより楽しく、遊び場に対する愛着も一層増した感じがしました。



夕方近くなると、一気に寒くなるので、焚火タイムのスタートです。

かぼちゃの種や銀杏を炒ってお塩をパラパラ、これだけで御馳走です。



UNIFLAMEの特注ダッチオーブン、10inch ULTRA DEEPのシーズニングをしました。



何を作ろうか迷ったのですが、寒い亀裂はやっぱりこれ、根室から取り寄せた缶詰を使った、花咲がにの鉄砲汁です。

本場では生を使いますし味噌仕立て、我が家では塩味の潮汁っぽいこれが人気、缶詰は3~4倍に希釈しますがうまみがたっぷりで美味しいです。

いつもの倍量を作り信州焚火会のメンバーにもおすそ分けをしましたが、大きいULTRA DEEPにあっては半分にも満たない量でした。



暖まりながら、チーズ・ソーセージ・マシュマロなどを、テレスコーピングフォークでくるくる。

普段は小さめの焚火をしているというお子さんたちも、すっかり焚火の虜になったようです。
お父さんも、薪作りを頑張ってみようかな?という様子で、親子の関わりが益々深まったり、自分で作った薪で楽しむ焚火が、一層格別なものなんだって知って貰えそうで、何だかとっても嬉しいです。



多めの熾
炎も楽しいけれど、僕はこんな感じがとっても好き。
今日も上手に寄せ、燃え残りゼロを目指します。
それも焚火の醍醐味の内です。  


Posted by 電脳工房 at 15:00Comments(0)整備・清掃活動