2022年07月13日

節電のポイント

戻り梅雨で小康状態ですが
例年より早めの梅雨明け
連日の猛暑
降水の不足
今年の夏は電力不足で節電を呼び掛ける声が高くなりました

TVでも様々な器具を取り上げて、器具を使って待機電力を測定してみたり、小まめに消して良い物と悪い物を紹介したりしていましたが、どれもピンとくるものがありませんでした。

節電のポイント


以前、電脳工房の電気代の高さが気になり、こういう器具を購入して片っ端からテストしたことがあります。

コンセントと器具の間に接続すると、消費電力を測定したり、予め料金を入力しておくと、実際に幾ら使ったのかを示してくれる、ワットモニターやワットチェッカーという名称の商品です。

結局その時は、レーザーFAXがかなりの消費電力だと解り、FAX需要がほとんど無くなっているうえ迷惑FAXが相当来ていたことから、メモリー代行受信してくれ、不要な物を消せる家庭用FAXへ交換して一石二鳥となりました。

このように、消費電力を見える化することは、節電の第一歩となります。
そして、大者を特定してコントロールすると、小者の待機電力数十台分の効果を得られる場合もあります。

最近、器具の更新や新調でEENOUR社の製品を買い求めることが多くなり、当ブログでも様々なレポートをしていますが、イザという時に防災用品として機能するようスペックを確認しているという要素も大きく、手持ちのポータブル電源で何時間稼働させられるかとか、使った分を取り戻すためにはソーラーパネルで何時間掛かるかなんてことを考えながら試行錯誤しています。

その副産物として、「消費電力の見える化」があります。

家電は定格何Wという表示があり、凡その数値が解ります。
電灯などが良い例で、40Wの蛍光管を18WのLED管にして消費電力を半分以下にするといった感じで非常に解りやすいのですが、それ以外の物はちょっと解りにくかったり、気に留めることすらしなかったりします。

かく言う私も万が一の災害に備え

節電のポイント


水自体は雨水の貯水

節電のポイント


普段は有明の温泉スタンドから温泉を購入するために揃えたタンク&ポンプで、湧水や最悪川の水を汲み上げて生活用水に

なんて備えをしていたのですが、停電してもプロパンガスさえ異常が無ければ、モニターとガス給湯器の電源さえ確保できればお風呂にも入れるのではないかと、ポータブル電源を繋げて実験をした際…



節電のポイント


ただ電源を入れているだけなのに130W前後消費していることを知り、とてもビックリしました。
多くのエネルギーはガスから得ているので、消費電力は精々モニター分の数W程度だろうなんて思っていたので尚更です。

ファンヒーターも、大きな機種ほど消費電力が多いと思い込んでいたのですが、大きな機種で得た数字で安心して小さな機種を持って行ったら、倍ほど消費して危うく電力不足に陥りそうになりました。
それ以来、リビングで片方だけ点ければ済むような時は、節電だと思い込んで小さい機種で我慢していたなんてバカらしい事を止め、遠慮なく大きい機種を点けるようになりました。

お手元にポータブル電源がある皆さまは、キャンプなどで活用するだけでなく、イザという時の備えとして様々な器具へ繋げてみて、使用可否を確かめながら、消費電力を気にかけてみては如何でしょうか。


冒頭で紹介したワットモニターとの比較では、私はポータブル電源の方が扱いやすく感じたのですが、例えばON/OFFを繰り返す暖房器具や冷蔵庫などの状況を把握する際は、電源喪失を気にすることなく長時間接続し、より平均的な値を得ることができるので、ワットモニターの方が有利です。

ポータブル電源の購入を迷っている皆さんも、こんな使い道もありますので参考になれば幸いです。

余談ですが、得られた数字から電気料金を計算する場合
消費電力 × 使用時間 × 使用日数 × 電気料金単価という計算になるのですが、通常の家庭用は3段階に分かれていて、更に燃料費調整単価なんて物もあり、ちょっと計算が複雑です。

加えて、値上がりなどもあり都度の計算は面倒ですので、支払総額から基本料金を差し引き、使用量で割ったものを1kWhあたりの単価とするのが無難でしょう。

例えば請求額10,578円、基本料金が2,288円の契約で298kWh使用していた場合、(8,353-2,288)/218=1kWhあたり約27.82円という勘定になります。

kというのは1,000、hは1時間を意味しますので、1kWhというのは1,000Wの器具を1時間使ったお時の消費電力です。

ですので、1kWhあたり約27.82円ということは、100Wの電球を1時間点けていると2.782円掛かるという訳です。

先ほど、電気温水器の待機電力が130Wだったという話しをしましたが、帰宅して夕食の準備をする時に電源を入れ、お風呂上りまでの4時間点けっぱなしにした時の一ヶ月あたりの電気料金は
0.13(kW)×4(時間)×30(日)×27.82(1kWの単価)=433.992円となります。

実際の使用時間がトータルで1時間程度としたら、毎月325円、年に3,900円以上をドブに捨ててしまっているという訳です。

更に余談ですが


ポータブル電源をしばしばソーラーパネルで充電しています。
EENOUR P703は730Wh、要するに100Wの器具を7.3時間使えますよというスペックです。

仮に、空っぽの状態から満充電にした場合、0.73kWh分節約することになりますので、お日さまから0.73×27.82=約20円いただいたことになります。

ちっぽけな金額に思えるかもしれませんが、家庭の電気料金はそのちっぽけの積み重ねですし、レジャーはもちろん万が一の災害の際は頼りになる器具です。

小難しい話しも出しましたが、消費電力が気になる器具をお持ちの方がいらっしゃいましたら、店頭へ持ち込んでくださればその場で測定いたします。
また、EENOUR EB180(定格1,000W/100Wの器具が18i時間使えます)のレンタルも行っていますので、お気軽にご相談ください。
※お取引先や常連のお客様は日帰りでしたら無償でレンタルします。


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Posted by 電脳工房 at 12:30│Comments(0)ECOポータブル電源
 
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