2024年01月21日

災害への備え ポータブル電源 ENERNOVA smart300 電気敷毛布

寒い季節のキャンプや車中泊ではすっかり定番化しつつある電気敷毛布ですが、人気があるだけあって比較的省エネな暖房器具です。


以前、EENOUR P703で検証した人感センサー付きのコタツですが、定格600Wに対して10W台~630Wくらいまでを行ったり来たりし、3時間51分で45%を消費しました。
単純計算ですが、平均して約83Wで動作していたことになります。
コタツを出し始めたばかりの11月半ばですが、ファンヒーターやFFヒーターをハイランドで使わなければならない地域。JAも松本ハイランドという名称ですから、真冬の時期は都会の最低気温が当地の最高気温なんてことが当たり前で、桜の開花も踏まえると一ヶ月早く冬が訪れ、一ヶ月遅く春になるという感覚ですから、十分寒い季節と言えます。

以前も記事にしましたが、ポータブル電源は非常に便利な道具というだけでなく、このように家電の消費電力を見える化してくれるという点も大きなメリットと言えます。

ヒーターの熱量をコントロールするのではなく、フルパワーで暖めて、設定した温度になると切る、良くある間欠運転を繰り返す器具ですから、寒い季節になると間隔は短くなっていきますので、当然消費電力も増えていきます。
今年も暖冬傾向ですから本気で寒い日が限られてしまうと思いますが、チャンスが有ったらそんな日の消費電力も把握しておこうと思います。

さて、電気式毛布もコタツと同じような動作をします。


EENOUR P1500の投稿で触れましたが、この日は初心者が2組参加されたので150Whの小型モデル、SUAOKI S270を電気敷毛布用に貸し出しました。

長野県北部では降雪予報も出ていたコンディションで、雪が多い地域なので心配していたのですが何とか参加いただけたのですが、焚き火の暖がとても心地良いくらい冷え込みました。

電気敷毛布は2/3以下で設定してくださいと言ってお渡ししたのですが、2組とも夜中に暑くて目が覚めたと言うくらい十分暖が取れ、大雑把なゲージは残量が掴みにくいのですが、少なくともカラッポではない状態でした。

稼働時間は8時間程度。S270空っぽにしていたとしても消費電力は19W弱です。


さて、ENERNOVA smart300はどうでしょう。

新年最初の日曜日。今年は暖冬傾向で、この日も氷点下にならない比較的暖かい日だったので、目盛りを中程にしてテストしました。



1W(恐らく本体の消費で電気式毛布は0W)と50W弱を行ったり来たりする間欠運転はコタツと一緒です。


22:33にスタートして目が覚めたのは5:53

7時間20分稼働させて46%消費していました。単純計算ですが消費電力は約18.6W程度の勘定になります。
暖を採る器具としては、かなり優秀な部類に入りますので、キャンプや車中泊で人気が有るのも道理です。

最近流行りの高出力・大容量モデルはインバータ部など自身を動作させるのにより電力を消費しますので、電気敷毛布のように小さめの電力を長時間使うような器具は、小型モデルの方が有利な場合も多く、平時でしたら奔放に使っても問題ありませんが、充電を意識しなければならない時は、その差が大きく響いてきます。

まだ検証出来ていないのですが、もしかしたら高出力・大容量モデルで電気式毛布のような物を使うより、それで小型のポータブル電源を充電して使った方が効率的かもしれません。

車へ避難し、暖を採るためアイドリングでヒーターを使い、ガソリンスタンドは長蛇の列というのは散々目にしてきましたが、今回の能登震災でも同様の光景を目にしました。

インフラ(電気)が消失し、車の走行充電もガソリンの入手が困難。
そうなるとソーラー発電はとても頼もしいのですが、日照時間が少なめな地域や季節は、必ずしも十分な発電量を得られるとは言えません。

全国平均日照時間

パーソナルを前提にすると、ポータブルタイプのソーラーパネルを使うのが現実的で、私が使っているEENOUR社の100Wのソーラーパネルはかなり優秀で80W以上で発電してくれますが、他社の50Wタイプは太陽へ向けようが何しようが15~20Wしか発電してくれません。
同じように100Wタイプなのに半分も発電してくれないという話しは珍しくありません。

国内の平均日照時間は5.2時間程度とされていますが、その時間ずっとMAXで発電してくれる訳ではありませんので、考え方とすれば80Wで発電してくれるEENOUR社の100Wパネルは、電気式毛布を一晩(8時間)稼働させるためには、コンディションが良い時に2時間(以上)充電。50Wのパネルならば3.2時間(以上)。この位が限界かなと思われます。

20W程度しか発電してくれなければ、8時間(以上)掛かりますので、一晩の消費電力など到底賄えないことになります。

備えるという意味では、消費電力がより少なく、ソーラーパネルの発電量も様々なシーンでチェックするなど、そのスペックにも注目してみましょう。
  

Posted by 電脳工房 at 07:20Comments(0)防災用品雑記帳