2018年06月12日

焚火台と火消壷のすすめ

空前のアウトドアブームを言われて数年が経過し、以前はちょっとキャンプ慣れした方たちが嗜んでいた焚火も、分母が増えた以上に浸透しました。

直火を何かと有り難がる傾向も強くなったのですが、直火OK=ほったらかしOKのような意識は本当に残念です。

信州には無料~廉価なキャンプ場があり、その多くはボランティア同然の地域住民の皆さんの厚意によって成り立っています。

焚火台と火消壷のすすめ


このキャンプ場は、所定の場所で受付をし、現地のボックスへ清掃協力費200円を投入するのですが、残念なことにその何れもしない輩が沢山います。

直火が容認されているのですが、行く度に目にするのは至る所にある直火痕。

焚火台と火消壷のすすめ


使った者が片付けずこうなっていると、そこを使おうという気にならず、新たに石組みをするのは目に見えています。

焚火台と火消壷のすすめ


持参した薪の力を借り、燃えカスを燃やします。

焚火台と火消壷のすすめ


地均しをして、これでようやく「直火での焚火終了」です。
いえ、これが出来て初めて「直火OK」ではないでしょうか?

焚火台と火消壷のすすめ


少し外れた隅のスペースだけでなく、平坦でテントの設営に適した場所でも直火。ここにも直火跡が二か所あったので片付けました。
他の利用者の事を全く考えていない振る舞いには、怒りを通り越して何だか悲しくなってしまいます。

焚火台と火消壷のすすめ


何となく灰捨て場になっているところにある燃えカスも広い集め、何とか土に還ってくれそうな物だけにします。

焚火台と火消壷のすすめ


こちらは蛇石キャンプ場。無料で予約も不要です。

見えている所だけでも二か所
駐車場脇で便が良く、平坦な場所のど真ん中での直火&放置です。

焚火台と火消壷のすすめ


これだけの塊を放置していくのって、どういう神経をしているのでしょう。

焚火台と火消壷のすすめ


持参した薪や拾い集めた柴の力を借りて…

大抵はこのようにダッチオーブンを使って美味い物をこしらえます。
捨てればゴミ、使えば燃料です。

焚火台と火消壷のすすめ


焚火台を使えばこの通り

CAPTAINSTAGのこの焚火台はとても優秀で、右に出る物が無いくらい良く燃え、燃えカスもほとんど出ません。
しっかり灰になっているので、直ぐに自然に還ってくれますし、持ち帰れば畑の土壌改善にも使えます。

大きい燃えカスを残さないよう工夫し
それが出来ないのだったら焚火台の力を借り
燃えカスは持ち帰って燃えるゴミとして廃棄
自然に還すのはせめて灰だけに
出来れば灰も持ち帰って埋め立てゴミとして廃棄
※ゴミの分別はお住いの自治体でご確認ください

ここにはかまどがあり、灰をそこへ捨てていく方がいます。
無料で利用しているそこを、誰が掃除するのですか?
掃除される迄の間、捨てた方にとっては単なる灰でも、後から来た方にとってはゴミに過ぎず嫌な思いがします。
誰か使う人が居たらとでも思うのでしょうか?
金網も幾つも捨てられています。

ゴミの受付をしてくれるキャンプ場以外では、全てのゴミを持ち帰ることが当たり前であって欲しいですし、利用するのでしたら、そいういうものだという意識でいて欲しいです。
それが自然と触れ合うキャンプの醍醐味であり、ルールでもあると思うのです。

電脳工房では、BBQコンロ・焚火台・三河黒七輪と一緒に火消壷をお勧めしています。それは、単に炭の有効活用ということだけでなく、焚き火の燃え残りや燃えカスを扱う為でもあります。
焚き火の終わりにできた熾火は、燃え尽きるのを待っていると寒くなってしまいます。
風が無ければそのまま放置してという方も少なく無いと思いますが、火消壷へ入れてしまえば直ぐにそして安全に就寝することができます。
水を掛けることを推奨する方もいらっしゃいますが、濡れてグズグズになった燃えカスや灰ほど始末が悪い物がありません。

木炭を使わないという皆さんも、ぜひ火消壷に目を向けて見てください。
LOGOSの製品は、BBQコンロや七輪に適したポータブルサイズの火消壷のほか、グループやファミリーでのBBQや焚き火でも使える、大型サイズの火消壷もありますので、用途に合ったサイズをお選びください。

差し当たって、お菓子の空き缶だって良いんです。
今はあまり見かけなくなりましたが、お煎餅が入っている類の一斗缶。蓋付きの物は天切缶といいますが、半サイズの物は結構扱いも良いです。

と、ここで書いたところで、お読みくださっている皆さんは、当たり前のように意識し工夫されていることと思います。
打てる手も少なく、本当に困ったものですね。

焚火台と火消壷のすすめ


ある日、狭い炊事場へ置きっぱなしにされ、水も出しっぱなしになった発泡スチロールのケースがありました。
主は見あたりません。

焚火台と火消壷のすすめ


すぐ脇にあるかまどの半分を占拠する荷物の山
利用する人は少ないのですが、炊事場一帯が異様な雰囲気にあり、あまり気分が良いものではありません。

焚火台と火消壷のすすめ


焚き火も放置

どこから見つけてきたのか、数日前の雨降りで湿気っているのは明らか。
燻って漂ってくる煙や臭いも不快ですが、それ以前に薪というにはお粗末過ぎます。

現地調達するならば、せめてノコと手斧くらいは準備して欲しいものです。

その内に、楽しそうに話しながら、5~6名ほどで意気揚々と帰ってきたので、釣りにでも行っていたのでしょう。
折角上機嫌で楽しそうにしていたので、水を差さないようぐっと堪えて迎えた翌朝。
山のような燃えカスを放置して帰ろうとしたので、さすがにそれは無いぞと、呼び止め一言意見をしました。
今回は私たちが始末して帰るけれど、次回からは「皆の遊び場」として大切にして欲しいと。

蛇石キャンプ場はライダーにも人気のキャンプ場です。
軽装だから直火は仕方がない?
いえいえ、バイクでも
snowpeak 焚火台S
ONOE F-2527
UCO フラットパックポータブル グリル&ファイヤーピット
UCO ミニフラットパックポータブル グリル&ファイヤーピット
などなど、小型の焚火台やコンロで楽しんでいる方が沢山いらっしゃいます。

「気持ちの問題」ですよね。

火消壷というのは、炭代の節約・焚火の始末に役立ってくれる・撤収が手短に済むといった実用的な面だけでなく、炭の作り手の苦労を考えたり、自然環境の事を考えたりといった優しい気持ちにも通じ、きっとそういう気持ちを持って七輪やBBQコンロをお使いになっている方は、お料理が一味も二味も美味しくなっているだろうなと思うのです。

資源に、自然に、懐に優しい「火消壷」をとお勧めしていますが、やっぱり一番は「気持ち」というところなのではないでしょうか。

これからの季節、蚊取り線香の缶が空くことが多いと思います。なかなか手頃なサイズの火消壷になります。
エスプレッソを良く飲んでいた時は、Illy(イリー)の空き缶七輪や小型BBQコンロ用として重宝しました。
まだ火消壷をお使いになったことが無い方は、そんな所からでも始めてみませんか?



同じカテゴリー(アウトドア用品)の記事画像
妻のキッチンツール パン類
ケトルの蓋止め
帆布収納袋(sarupouch) 入荷しました
Deelight アイスバケット ラベル貼替
酒呑みにピッタリ!? 50%OFF SALE
Deelight 高性能アイスバケット 50%OFF SALE
同じカテゴリー(アウトドア用品)の記事
 妻のキッチンツール パン類 (2024-02-17 08:00)
 ケトルの蓋止め (2023-11-13 18:00)
 帆布収納袋(sarupouch) 入荷しました (2023-10-03 18:00)
 Deelight アイスバケット ラベル貼替 (2023-09-28 12:00)
 酒呑みにピッタリ!? 50%OFF SALE (2023-09-28 06:00)
 Deelight 高性能アイスバケット 50%OFF SALE (2023-09-27 17:30)

 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。