2024年02月22日

HIACE(KZH106) リアショック交換


交換してもらったショックアブソーバーとパーツが届いたので、今度はリアショックの交換です。

押し込んで確認すると、返送した物よりはマシでしたがもう一方と比べると今一つ緩慢な動きで、戻り具合に結構な差が出ました。
きっと何度入れ替えて貰っても大差ないでしょうから、緩慢な方を運転席側に設置することにして作業をスタートしました。

余談ですが、タイヤの脱落事故がしばしばニュースになりますが、圧倒的に多いのが締め忘れと、暫く走行した後に増し締めをすれば避けられたというもの。

更に、多くは助手席側の後輪だそうで、左車線を走行する日本の道路は、交差点を曲がる時に左折が小回りになり、助手席側の後輪への負担が最も大きいので、それが原因では無いかとされているようです。

そんなこともあり、助手席側へ動きが良いショックアブソーバーを割り当てました。

HIACE(KZH106) リアショック交換

結構な部品点数と、当然のことながら金額も嵩みました。

一式で9,000円近くになりましたので、リアショックアブソーバー本体(2本)の価格に肉迫する出費です。

いささか驚いたのですが、それ以上に驚いたのが、上下のワッシャーを除き、全てが違う部品番号(形状)という点。
TOYOTA社は頑丈だとよく言われますが、きっと再三再四テストが繰り返され、適した部品形状が生み出されているのでしょうね。
下請けさんの汗と涙の結晶に加え、設計や開発に携わる方たちの努力に脱帽です。

それらの方たちの努力を台無しにしないよう、検査などに携わる方たちは、今一度褌を締め直していただきたいですね。

HIACE(KZH106) リアショック交換

それでは作業開始

フレームアウトしていますが、この環境でしか作業できなかったので、ジャッキとウマに加え、ボディー下にタイヤを差し込んでおき、万が一に備えています。

HIACE(KZH106) リアショック交換

リアショックはフロアカーペットをめくらなければならないので、電子レンジ&ポータブル電源用ラックを外す作業から。

HIACE(KZH106) リアショック交換

カバーを外し、毎度のごとくラスペネを吹いたのですが、作業性が悪かったので妻に車の下側からパイプレンチで固定してもらい外しました。

車の内部にあるので固着しているという程ではなく、ブッシュの抵抗が邪魔したのと、ワッシャーが薄いのでメガネレンチでは回し難く、ソケットレンチを使いたかったからです。

HIACE(KZH106) リアショック交換

このブッシュは再利用しても問題無いんじゃないかな?と思えるくらい綺麗で、柔軟性も十分ありました。

HIACE(KZH106) リアショック交換

次は下側です

HIACE(KZH106) リアショック交換

回らない。何をやっても回らない。

再利用する物ではないので、ディスクグラインダーでカットしました。

予想はしていたのですが、ワッシャーをカットしようと思うと、ブッシュに触れた瞬間キックバックするので、程々にしておきタガネで割りました。

結構神経を使う作業になったので、助手席側は軸部分をカットしました。この方がより手際よく安全に作業できました。

HIACE(KZH106) リアショック交換

装着順は上を留めてから下が正解でした

HIACE(KZH106) リアショック交換

驚いたことに、押し込んでみるときちんと戻ります。

上が助手席側、下が運転席側で、運転席側が伸び切ったタイミングで撮影しました。

何れもやや緩慢ではありましたが、返品した物よりずっとマシ。代替で届いた物と大差無いのではないかというくらいで、押し込んだ際の抵抗も決して悪くありませんでした。

次回交換の際はもっと短いスパンでフロントだけで良いかな?作業性も良いですし。

さて乗り心地です

フロントで劇的な変化があったので、私は大きな差を感じなかったのですが、妻が運転をしたら、車高が高くなりフロントだけを交換した時より、明らかに乗り心地が良くなったと大絶賛でした。

横から見ると、確かにお尻が持ち上がっている感じがします。
光軸も下がっているでしょうから調整しなくてはならないかもしれません。

と、いう訳で、前後4本のショックアブソーバー交換が終わりました。

乗り心地という点では、エンジンマウントとミッションマウントの交換も欠かせないかな…
走行時は調子が良いのですが、アイドリング時のブルブルがどうにも我慢できません。
気のせいかもしれませんが、これも満載の荷物を下ろしたあたりからより感じるようになったので、もしかしたら軽くなって振動が伝わりやすくなったのかな?なんて思っています(笑)

走行上の直接的な安全には影響しませんが、ストレスや注意力という点、特に長距離を走って疲れている時などを考えると、手を打った方が間違いなく良いでしょう。


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Posted by 電脳工房 at 12:00│Comments(0)工作室雑記帳
 
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