2019年07月13日

保冷剤解説 (5) 保冷剤の異種併用









保冷剤解説 (5) 保冷剤の異種併用


さて、前回の続きです。パワフルな氷点下タイプの保冷剤を使うのに、どうして0℃タイプの併用をなんて話しが出てくるのでしょうか?

メーカーサポートからの回答は、「そういう特性」だそうです。^^;

思えばこのあたりがスッキリしないので、電脳工房では氷点下タイプの保冷剤を長らく取り扱わず、実地で検証してようやく及第点を付けたという成り行きでした。

実際に使い比べてみると、しっかり凍結させた氷点下タイプは、間違いなく0℃タイプの保冷剤より長持ちするのですが、普通に使っている分には、ビックリする程の差でもありません。しかし、使い方や内容物によっては、結構な差になって現れます。

物を冷やした時、その分保冷剤の冷気が奪われます。
保冷剤の冷気が1奪われて、何かが2冷えるということは決してなく、損失を考慮すると間違いなく1以下になります。

ここで問題になるのが、氷点下タイプが持つパワーで、必要以上に冷えてしまったり、それ以上冷えないのに冷気を送り続けるような状態になってしまうこと。要するに損失が非常に大きくなってしまうのです。
勤め先の効きすぎるクーラーを思い出された方もいらっしゃるのではないでしょうか?(笑)

この冷気をどうやって無駄なく活用するかが、氷点下タイプをより効果的に活用するポイントになります。

適度に冷やし、庫内や内容物の温度が上がった分だけ案配良く冷やせるのが、保冷剤としては理想です。
氷点下タイプと0℃タイプの保冷剤の差がビックリするほどではないというのは、0℃タイプの保冷剤がその辺りのバランスが良いと言えるのでしょうけれど、0℃タイプの保冷剤が奪われた冷気を、氷点下タイプの圧倒的なパワーで補うような使い方をすると、事情は少し違ってきます。

保冷剤で保冷剤を冷やす=冷気を無駄なく活用するため、冷気をよりしっかり受け止める物を利用する。ということを意識すると、なかなか良い手応えがあります。もちろん、氷だとか保冷を兼ねて凍らせたペットボトル飲料なども同様です。

空気を幾ら冷やしても、一瞬で暖かくなってしまうのに対し、保冷剤や水などを冷やせば、一定時間それが持続します。要するに、質量が高ければ高いほど冷気をキープしてくれるので、それらを氷点下タイプで冷やすという訳です。

実際にそんな風に使ってみると、サポートの方が言う「特性」というのが何となく解ったような気になってきます。

保冷剤解説 (5) 保冷剤の異種併用


また、凍らせる時の注意ですが、逆にこれは纏めておくと融けにくいという事も意味します。

小さい氷より、板氷の方が持ちが良いというのは、多くの方が経験されたことがあると思いますが、これは保冷剤も同じことが言え、リーズナブルな0℃タイプも併用して一塊にするのは、とても効果的だと言えます。



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Posted by 電脳工房 at 12:00│Comments(0)アウトドア用品
 
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