2021年11月12日

身近なところから始めるエコ 04 EENOUR P703 他機種との比較と重量

EENOUR社製品は、今回発売されたP703より小さい、P201(200W/200Wh)とP302(300W/296Wh)モデルがあります。

いままで使っていた小型機suaokiのS270は、夫婦2人ではちょっと物足りないということがあり、買い足して2台で運用していたのですが、使用後に2台充電するという作業が煩わしくなってしまいました。

同程度のサイズで、容量・出力ともにU大きく、その「ちょっと」を埋めてくれるP201(200W/200Wh)を検討していましたが、結局また物足りないと思う時が有るのだろうなと思い、一つ上のP302(300W/296Wh)にすることにほぼ決めたとき、P703(700W/710Wh)の発売情報をキャッチしました。

手でおおよその大きさを把握(これが結構見誤りがちなんですけれど 笑)し、同程度の重さの物を持ち、「手軽に持ち運びできるギリギリの重量」を確認し、同等の他社製品と見比べ、スペックや価格などトータルバランスでEENOUR社に決めました。

比較1:Jackery ポータブル電源708 定価 79,800円
AC出力 500W×2口
容量:708Wh
USB:5V/2.4A×1 QC3.0×1
USB-C:60W×1
USBポート合計 6口
周波数:60Hz
重量:6.8kg

比較2:EcoFlow RIVER Pro 定価 79,800円
AC出力 600W×3口
容量:720Wh
USB:5V/2.4A×2 QC3.0×1
USB-C:100W×1
USBポート合計 10口
周波数:50Hz/60Hz切替
重量:7.6kg

EENOUR P703 定価 99,980円(オフィシャルショップ通常価格69,980円)
AC出力 700W×4口
容量:710Wh
USB:5V/2A×2 QC3.0 18W×2
USB-C:100W×1 双方向100W×1(充給電とも可)
USBポート合計 14口
周波数:50Hz/60Hz切替
重量:6.9kg

※AC出力は何れの機種もトータル

オレンジ色が印象的なJackery 708は、人気ブランドだけあってソツない商品ですが、スペック的に物足りなさを感じてしまい、最終的にはRiver PROとP703の一騎打ちという感じになりました。

EcoFlow製品は急速チャージとX-Boost機能で注目を集めているブランドです。
このX-Boostですが、
定格600Wのこの機種で、最大出力1200Wまで対応という表現が使われ、凄いテクノロジーのような印象があります。
同じように1000W機では2000Wまで対応とされています。

この表現は誤認識を与えるもので、発売当初からメーカーへの問い合わせを行った経緯があり、最近になりようやく表現が修正されている所も目にするようになりましたが、一度広まった情報というのはなかなか改められないというのは、私が言うまでもありません。
ユーザーの中にもよく理解していらっしゃらない方を、FBの車中泊グループなどでしばしば見かけます。

テクノロジーとしては優れているのですが、内容的にはRiver PROの場合
定格600Wだけれど、瞬間最大1200Wまで許容し、600Wを超える器具が接続された場合、許容されている僅かな時間で調光器により600W以下になるよう制御されるという機能です。
Boostという言葉は、性能を引き上げる時に使う印象がありますが、実際には引き下げて適合させるという訳です。

ですから、1200Wの湯沸器を使い2分で沸かせる水の量でしたら、600Wに落として4分で沸かすという感覚です。


要するに、これを自動で調整してくれるという訳です。

非常に便利な機能ではありますが、ポータブル電源に接続して使う出力が高い器具は、あれもこれもというケースは珍しく、私の場合はEB120/EB180はディスクグラインダー/ドリル/ヒートガン、P703でしたらドライヤーくらいでしょうか。

ドライヤーは650~1500Wと幅があり、なかでも1200Wの製品が多い印象ですが、1200Wでもややもすると電脳工房で使っているヒートガンのように、定格を僅かに超えて動作するものもあり、それ以上の物はX-Boost機能を使ってもアウトです。
規格を見ればTurboを使わなければ大丈夫な製品も多いのですが、普段多用している方(妻もそうです)は、ついつい押してしまいプツンと切れるなんてこともあるでしょう。
1200Wを超える機種ならLoモードでということになりますが、Loモードが何Wなのか表示されている機種が少なく、我が家にあるドライヤーの情報をPanasonicのサイトへ見に行きましたが、詳細情報どころか取扱説明書をくまなく見ても、1200W(ターボ時)という記述しか見つけることが出来ませんでした。

Loモードが定格以下でしたら、X-Boost機能は何ら意味が無くなってしまいます。

結局のところ、ポータブル電源に合わせて器具の購入や買い替えをしたり、予めスペックを調べるなんてことが実に煩わしく思えますし、そもそもこのクラスのポータブル電源に、大出力の器具を繋げて使うことがどれだけあるだろう?段々そう思えてきました。

X-Boost機能は無くても良いかな…
EB120/EB180があるのでそう思えるのかもしれませんので、これ一台であれもこれもという方は、X-Boostt機能が付いたRiver PRO、あるいは、上位機種へ目を向けても良いかもしてません。
嵩や重量が気にならなければ、EB120は現在大特価で販売されていますし、更に上の2000W機もあります。

EENOUR社のショップ(ECサイト)では、69,980円で販売(定価は99,980円)されていますが、今回は発売記念で割引クーポンが出ていたことも決め手になりましたが、一番は同社の器具をあれこれ使ってきて、どれもソツなく安心して使えたというブランドに対する信頼感でもあります。

さて、次に重量ですが、今回の購入のポイントは、容易に持ち運べることと、出力とスタミナがそこそこあることです。

身近なところから始めるエコ 04 EENOUR P703 他機種との比較と重量


今朝は妻に送ってもらいましたが、どこもかしこも大渋滞で会社までたどり着けず、川沿いの道を400mほど歩くことになりました。

身近なところから始めるエコ 04 EENOUR P703 他機種との比較と重量


肩にはショルダーバッグ、そして手にはP703。

大誤算でしたが、弱音を吐くことなく普通に会社までたどり着けました。
妻にはきっとキツいだろうなと思いますが、オートでないキャンプ場の車からサイト程度でしたら問題無く運べると思います。

容易に運べるギリギリの重さ

期待した通りでした

さて、ここまで書きましたが、結局のところ人の順応性というのは非常に高く、不便があっても工夫して使えるもので、その不便すら楽しんでしまう方もいらっしゃいます。
あれが良いこれが良いと並べましたが、結局のところ迷った2機種何れかに決めてもそれはそれで満足できたと思います。

あくまでも、私の用途では十二分に利用でき、業務で使用している発電機や上位機種、コードレス高圧洗浄機なども使い、ブランドとして気に入っているという贔屓目もあると思いますのでご了承ください。


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