2024年06月19日

HAIGE 転圧機(プレートランマー)修理 振動体チェック



エンジンが掛かるようになり、次はお蔵入りする元凶となった振動体のチェックです。

振動体は回転軸を偏芯させたり重りを付けたりして、振動を発生させる装置です。

車のタイヤバランスがめちゃめちゃ狂っている状態を意図的に作るようなもので、マッサージ機から大人のおもちゃまで幅広く採用されている構造です。


振動体の中身を疑っていたので、動かなくなった時に手を付けずにいたのですが、なんと原因はプーリー外れ。

元の構造を見ていないので確証が持てないのですが、恐らく中央のボルトはセンターの軸を固定するためのもので、プーリーは特段押えられることなく填めこまれているだけの物が、振動で外れてしまったのでしょう。

現行モデルの画像などを具に見ていくと、大きなワッシャーが使われているようなので、脱離対策されているということのようです。

(9)振動体の構造をメーカーに確認


プラスチックハンマーでプーリーを打ち込み、ベルトを張ってひとまず完了。


ブローバイガス還流用のホースを仮養生


むき出しになっていたハンドルカバーも劣化していました
ゴメンナサイ

(10)ハンドルカバー交換(養生)


ベルトのカバーを戻していざ試運転!



始動性良好
アイドリングも安定
出力もしっかり上がるので、要所パーツ交換すれば気持ちよく使うことができそうです。

そういえば、エンジン上の格子状のカバーが振動で割れてしまったんでしたっけ。
実用に全く影響が無かったのでそのままにしていたのですが、折角パーツを取り寄せるので値段だけでも聞いてみて、大きな出費にならなければ交換してしまいましょう。

(11)防護カバー(メッシュ)交換 ※金額次第

ひとまず一件落着です
  

Posted by 電脳工房 at 12:00Comments(0)工作室